キノシタコウタのブログ

なんだか眠れない時に、思ったことを書いています。

鮎と雑魚

小学生の時だったか、

家族で川に遊びに行った。

 

結構流れが急で、浮き輪で遊んでたら

石で尾てい骨を打った。

結構痛かった。

 

兄貴と魚を探した。

流れの緩い場所に稚魚がいた。

数匹捕まえて、母に見せた。

「鮎かもしれないねぇ」

別に何も根拠は無いが、

家で育てることになった。

餌をあげていると

その稚魚はむくむく成長して、魚となった。

ただ、鮎ではなかった。

 

いつの間にか、俺はその雑魚を

ほっぽかすようになってしまった。

なんで生きていたと言えば、

母が餌をあげていた。

鮎じゃなかった雑魚に。

 

それを見た時に、罪悪感を覚えた。

自分がほっぽかしてることもそうだけど、

まさにこの雑魚は俺だ。

 

育ててみたら、よく分からない魚になった。

期待を込めたけど、鮎じゃなかった。

きっと途中で気付いたことがあったろう。

 

俺は母の料理をきれいに食べた後、

雑魚の体の独特な光沢を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

こども

子どもは無垢な分、残酷だと思う。

 

まだ精神的に成長の段階だから、興味があればやってみるし、

相手のこと、後のことを考えずにやる。

自分もそう思う節がある。

 

よく校庭とか砂のある場所に、

アリの巣があった。

アリが出入りしている。

アリを見つめる。動く触覚を見つめる。

アリを捕まえて、触覚を抜いてみる。

アリは路頭に迷う。

足を抜いてみる。懸命にアリは動く。

殺さないように気を付けた。

楽しみが終わってしまうから。

ナメクジが風呂場にいたことがあった。

塩が無いので、シャンプーをかけてみる。

苦しそうに動く。それを見つめる。

普通に酷い。命で遊んでいる。

でもやったことはないか。

命で遊ぶのは神になっている感じがして、

あの時快感を覚えていたんだと思う。

同時にもやもやした。

潰したアリの死骸と

1分後には消し飛ぶ後悔が残った。

今はやらない。

生物、特に虫に対しては、害があれば殺す。

遊ぶことはしない。

 

子どもは無垢な分、残酷だと思う。

気持ち悪い、理解できないと思ったら

いじめたり、バカにする。

 

子どもの頃にした良くないことを

覚えている。

子どもを否定するつもりはない。

むしろ俺は肯定したい。

誰にも責められない、良くないことが

後に自分を律する。

子どもから大人に変わるんじゃなくて

子どもという核に、

自尊心と配慮と後悔と諦めが

まとわりついたのが大人じゃないか。

だから、子どものままとも言えるし

大人になったとも言える。

 

子どもの頃の気持ち、

思い出を歌詞にしたいのは

 

それが人間の核に1番近づけるから?

それは無垢で残酷なものだったりするけど

大切な気持ち。

 

 

 

 

実家の犬

 

いかん、実家の犬を撫でたい。

 

もふもふでちょっとお肉がついてて、

もちもちのあのお腹。

わさわさしたい。

ロングコートチワワ

毛が長いチワワ。

にしてはデカい。

伸び伸びさせてたらデカくなった。

柴犬くらいある。

胴が長い。よく伸びをしている。

猫っぽい。

特に芸はできない。

というか何も覚えさせていない。

覚える必要も無いと思う。

基本どこを撫でてもいいが、

足はすごく嫌がる。

 

犬は飼い主を見るために上を向くから、

首の後ろが疲れるそう。

よく揉んであげると良い。

目がとろんとする。

 

高二の時、急に母が連れてきた。

もう6歳くらいか、早いな。

 

写真を撮ろうとはあまり思わない。

SNSを充実させるために、

犬はいない。

写真じゃなくて、撫でてあげて欲しい。

目を見て話しかけて欲しい。

 

帰ったら、いっぱい撫でたいな。

手のひらに愛情を込める。

 

 

 

「小部屋」について

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小部屋

 

寝癖は夜に浴びて直る

猫背は朝を浴びて眠る

唯一 憂鬱 いつも 自分

響く 小部屋 5時2分

 

 

短い曲は好きだ。

My Hair is Badにクリサンセマムという曲がある。

この曲は30秒も無い。

もう要点しかない。

音楽は少なくとも3分前後あるという俺の概念は覆った。

そもそも歌詞は省いて省いて出来上がる。

と思う。

音楽を聴く中でそういう曲は結構あった。

くるりの「無題」とか、

星野源の「バイト」とか(これは1分半あるけど)

今思い出せないだけで、もっとある。

 

俺も作りたいと思った。

2番とか、サビとか無理に作らなくていいので

すごいまとまる。無駄がない。

そういえば喋ることが無ければ

喋る必要は無い。

でも、量産もできない。

 

言葉はすごい。一行で想像させられるし、

訴えかけられる。パンチラインというのか。

あるでしょう、そう言う経験が。

3秒くらいの言葉がずっと繰り返すことが。

あわよくば永遠だ。

良くも悪くも。

あなたは永遠を口から発せられるから。

 

気を付けてね。

 

 

ツッコミと訂正について

 

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俺は芸人ではないし、お笑い評論家でもない。

が、どこかに共感してくれる人がいればいい。

 

時々思うんだが、ツッコミと訂正を混同している人がいる。

俺の勝手な意見だが、ツッコミはボケに対して

プラスで笑いのエッセンスや情報を足して

それを加速させるものだと思う。

ボケ自体を否定するものではない。

例えば、

ボケで、普通はあり得ないことを言ったら、

仮にそれが起こった時に

二次的に起こることを言う。

もしくはそのボケを客観的に捉えたり、

違う視点で表現してみる。

よりそのボケは面白くなる。はず。

(抽象的で申し訳ない)

 

しかし、ボケに対して

「無理だろ」「あり得ないだろ」

「おかしいだろ」

というのはツッコミというより、

ただ訂正してるだけな気がする。

(勿論、それが面白くなる文脈も存在する)

 

あり得ないのはボケたやつが1番知ってる。

すぐ訂正する人は、ボケを舐めすぎだ。

芸人でもそうだが、ボケは頭がいい。

頭がいいからボケられる。

折角のボケを、全員が分かってることで

簡単にへし折らないでくれ。もったいない。

そのボケでどれだけ味わえるか。

笑いが生まれるか。

 

俺は何が言いたいのか、よくわからなくなってきた。

 

とりあえず言いたいのは、

いつもふざけてるやつは頭がいい。

そういう人をあんまり舐めない方がいい。

 

 

 

私事

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俺は何も持っていなかった。

人に勝った記憶があまり無い。

かけっこをしても勝てない。

鉄棒で逆上がりどころか、前回りができない。

幼稚園でみんなの前でやって、落っこちた。

今も前回りはできない。

絵を描いてもあまり上手くない。

すごい下手でもない。

数学が出来ない。

「できた人から昼休み」は、

チャイムが鳴るまで終わらない。

できないので帰りに答えを写して出した。

計算は少しややこしくなるとよく分からない。

急かされると何度もミスる。

見てる人のイライラが伝わる。お前がやれよ。

英語ができない。

あんなに洋楽を聞いたのに、よく分からない。

でもよく分からないから

好きな曲はあるだろうな。

勉強は小6の時できると思ってたが、

受験したら同じくらいの子がいっぱいいる。

俺は勉強が好きなんじゃなくて、

塾が好きなだけだった。

あとずっと太っている。

赤ちゃんの時にミルクをあげすぎたらしい。

小さい時に肩が外れやすくて、

あまり遊べなかった。

運動する習慣がなく、太ったままで育った。

よく笑われるので、それも慣れた。

こんなにネガティブなようで、別に自分は好きだ。

ただプライドがない。

自分なんて守ってもしょうがないと思う。

自分は笑われるぐらいしか役割が無いと思う。

 


話を戻そう、

俺はあまり勝てない。

遊戯王は勝てない。

スマブラは勝てない。

負け癖が昔からある。

基本負けるので、頑張る気もしない。

少し付き合って相手がほくそ笑むのを見る。

悔しくもない。悲しくもない。

ずっと、勝負が楽しくない。

 


でも勝ち負けがないものがあった。

楽器だ。

ただ帰って、1人で弾く。

誰にも褒められない。誰にも負けない。

誰にも勝たない。 ただ無心に弾く。

ミュージシャンに勝つのではなく、

一体になる。音楽と1つになる。

俺の頭の理想が手の方に伝わる。

それは具現化する。

それを耳で聞く。

気持ちいい!!気持ちいい!!

なんて気持ちいい!!

射精とはまた違う気持ちよさ。

女性は何を感じるのか、興味がある。

…変な意味じゃない。

 

 

 

俺は容量のいい兄がいる。

頭がいい、

成績が悪かったのはサボってただけで

地頭がいい。

ゲームとか、勝負事にめっちゃ強い。

でも音楽も演劇も大好き。

俺の趣味は兄の土台で出来ている。

兄の真似をすると基本上手くいく。

兄の言うことを聞けば上手くいく。

なので兄がいないと何も出来ない。

 


楽器は初めて自分の力でできるようになった。

というか、指図されずにできるようになった。

俺はあの時生まれた気がする。

彼女とか経験人数とかどうでも良くなる。

てかどうでもいいだろまじで。

やりたきゃやってろ。こっちに干渉するな。

お前の価値を押し付けるな。

と言いながら俺も押し付けよう。

 


何も持ってない君へ、何か始めてみよう。

天は二物を与えないけど、1個はくれるよ。