キノシタコウタのブログ

なんだか眠れない時に、思ったことを書いています。

こども

子どもは無垢な分、残酷だと思う。

 

まだ精神的に成長の段階だから、興味があればやってみるし、

相手のこと、後のことを考えずにやる。

自分もそう思う節がある。

 

よく校庭とか砂のある場所に、

アリの巣があった。

アリが出入りしている。

アリを見つめる。動く触覚を見つめる。

アリを捕まえて、触覚を抜いてみる。

アリは路頭に迷う。

足を抜いてみる。懸命にアリは動く。

殺さないように気を付けた。

楽しみが終わってしまうから。

ナメクジが風呂場にいたことがあった。

塩が無いので、シャンプーをかけてみる。

苦しそうに動く。それを見つめる。

普通に酷い。命で遊んでいる。

でもやったことはないか。

命で遊ぶのは神になっている感じがして、

あの時快感を覚えていたんだと思う。

同時にもやもやした。

潰したアリの死骸と

1分後には消し飛ぶ後悔が残った。

今はやらない。

生物、特に虫に対しては、害があれば殺す。

遊ぶことはしない。

 

子どもは無垢な分、残酷だと思う。

気持ち悪い、理解できないと思ったら

いじめたり、バカにする。

 

子どもの頃にした良くないことを

覚えている。

子どもを否定するつもりはない。

むしろ俺は肯定したい。

誰にも責められない、良くないことが

後に自分を律する。

子どもから大人に変わるんじゃなくて

子どもという核に、

自尊心と配慮と後悔と諦めが

まとわりついたのが大人じゃないか。

だから、子どものままとも言えるし

大人になったとも言える。

 

子どもの頃の気持ち、

思い出を歌詞にしたいのは

 

それが人間の核に1番近づけるから?

それは無垢で残酷なものだったりするけど

大切な気持ち。